「あと5分で終わるから、、、」その『頑張り残業』で大切な休憩時間を泥棒されていませんか?
マクドナルドでのバイト経験がある僕でも、かつては真面目であるほど損をする「頑張り残業」の罠にはまっていました。
この記事ではビジネスフレームワークであるPDCAサイクルをどのように応用し、自分の持ち場で「時短」を成功させたのかを徹底解説します。
今日から実践できる賢い働き方をぜひ身につけてください!
頑張るほど休憩が削られる?僕が陥った「頑張り残業」の罠
僕がマクドナルドでバイトを始めたばかりの頃、休憩時間や上がってからの残業は「真面目に働いている証拠」だと思っていました。
「少しでも早く終わらせたいな」と焦って、休憩を削ったり、着替えもせずにサービス残業をしたり。
特にピークタイムを乗り切った後なんかは、「あと5分だけ!」と頑張る自分に酔っている部分もあった日もたまにありました。
でも、この考え方こそが「頑張り残業」という名の最大の罠でした。
マクドナルドは休憩直前に、フロアやキッチンの2重になっているゴミ箱を回収するという、地味だけど重要な作業があります。
これはマックに限らず様々なバイト先でもよくある光景かと思われます。ある日、それを完璧にやり終えて「よし、やっと休憩だ!」と喜んで休憩室に行った直後。
マネージャーから「ゴミ袋がセットされていない」と声がかかってしまったんです。
結局、僕は休憩時間中に袋をセットしに行く羽目になりました。休憩時間中に仕事をするという何とも屈辱的な光景でした。
よく考えたら、これって場当たり的な努力の積み重ねだったんですよね。その場しのぎの「頑張り」で解決しようとするから、根本的な効率は上がらない。
いつまでもその日の「残りの作業」に支配されてしまう。計画性のない頑張りは、自分の時間という最も大切なものを奪っていくだけでした。
また、この残業に繋がるピークがマックバイトの「地獄」だと感じる瞬間の一つでもあります。
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この「頑張り残業」のループを断ち切るには、「気合」ではなく、計画的な思考、つまりPDCAを導入するしかない。
そう気づいたのが、僕のバイト生活におけるターニングポイントでした。次は、この休憩時間泥棒の罠から脱出するための、「逆転の発想」について詳しく話していきます!
「休憩時間」を最優先ゴールに設定する逆転の発想
僕がマックで働いていて気づいたのは、「作業を全部やり切れば自然と休憩に入れる」というわけではない、ということです。
実際は休憩自体はしっかり確保されているのですが、直前に片付けや補充が重なると、予定していた時間に入れなかったり、少し遅れてしまうことが多かったんです。
最悪、「1時間ずらす」なんてことも、、、
つまり、休憩は“最後に残った時間でなんとなく取るもの”ではなく、最初から計画して守るべきゴールなんだと考えるようになりました。
そこで僕は、「この時間までに休憩に入る」とあらかじめ決めて、そこから逆算して行動することにしました。
マックは休憩前や退勤時間にそのまま「はい、休憩行ってらっしゃい」「あがっていいよ」なんてことはほとんどありません。
何かしら小さな作業や仕事をマネージャーから提示され終わったら休憩や退勤ができます。
ですが、その小さな作業や仕事はお店がこの後もスムーズに回るために必要な重要なことばかりです。
そのため休憩時間や退勤時間が近づいてきたら「もうやることありませんか?」とマネージャーに確認する。
あるいは、隙間時間にストローやナプキンの補充を少しずつ終わらせておく。
こうした小さな工夫で、休憩直前にタスクがドッと残ることが減り、気持ちよく予定通りに休憩に入れたり、退勤することに繋がったのです。
大事なのは、お店が整っていて、オペレーションに支障が出ない状態を事前に作ること。
そのために「先を予測して動く」ことが、休憩を確実に確保するための大事なPDCAの考え方だと感じています。
休憩時間・退勤時間を確保できれば朝活・夜活どちらもガッツリできるはず!
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僕が編み出した「時短PDCA」:持ち場ごとの具体的な「D(実行)とC(評価)」
僕がマックで働きながら意識するようになったのは、「ただ作業をこなすだけでは、効率は上がらない」ということでした。
大切なのは、自分の持ち場ごとに小さな工夫を試し、それが効果的かどうかをすぐに確かめることです!
これこそが、僕なりの「時短PDCA」の実践でした。
たとえば、マックにも他のバイトと同じように「配送(納品)」の作業があります。トラックから食品や容器を運び込む仕事です。
マックは商品数や包装の種類がとても多く、時間がかかってしまうのが悩みでした。その間はポジションに人が欠けるため、お店全体のオペレーションに影響が出てしまうんです。
そこで僕は、効率を上げるために「大きな箱に入れられるだけ詰めて運ぶ」工夫をしました。
すると単純に移動回数が減り、一度に多くの商品をしまえるようになり、結果的に早く自分のポジションへ戻れるようになったんです。
似たような「時短PDCA」はポテトの補充です。マックで1番買われている商品は間違いなくポテトです。朝マック終了後から閉店するまでとにかく買われ続けます。
特にピーク時の使用量はとても多く、ポテトが出てくる機械の中身はとんでもないスピードでなくなります。
マッククルーなら誰もが知っている通り、ポテトの補充作業は重労働です。そしてポテトの補充中もまた、ポジションに人が欠けるため時短で行わなければなりません。
僕が実行しているのは、必要な袋の数だけ箱に入れ、台車で運ぶことによって移動時間を大幅にカットできました。
これは「運ぶ回数」を減らすという非常にシンプルな策ですが、時短効果が抜群でした。さらにポテトを補充する前に補充完了のボタンを予め押しておくというアクションを加えてみました。
これは1袋入れた瞬間に、すぐにポテトを落とせる状態にするためです。この「待ち時間ゼロ」の準備が、次のポテトをすぐに揚げ始めることに直結しました。
これら2つはまさに D(実行) として試し、
実際に「戻れる時間が短縮された」という
C(評価) に繋がった具体的な成果でした。
僕たちのステーションでは、この「時短PDCA戦略」を取り入れたことで、ポテトの欠品によるお客様の待ち時間を減らすことができました。
この工夫が僕の「効率的に動く力」の原点であり、PDCAの有用性を現場で学ぶ最大のきっかけとなりました。
こうした小さな改善を繰り返すことで、休憩時間をきちんと確保できたり、全体のオペレーションをスムーズに回せるようになる。
僕にとっての「時短PDCA」は、日々の現場で生きると実感した瞬間でした!
この時短PDCAの応用が入客数による「客数PDCA」です!
➡バイト現場で役立つ予測思考のヒントはこちらで解説!
【A(アクション)】明日から実践できる「時短PDCA」を継続する仕組み
僕が大切にしているのは、せっかく工夫して改善したことを「一度きり」で終わらせない仕組みを作ることです。
これはマックの現場だけでなく、就活の「ガクチカ」においても強いアピールになります。なぜなら企業が知りたいのは「一度頑張った人」ではなく、「改善を継続できる人材」だからです。
その中で、僕が特に習慣化したのがドリンクの並行作業です。通常、ドリンクはボタンを押して液体がコップに注がれるのを待つ数秒が発生します。
以前はその間に手が止まってしまうこともありました。
そこで僕は「注いでいるその数秒間にも他の作業を行い、注ぎ終わったらすぐに蓋をする」という流れを意識して習慣にしたんです。この数秒間は割とでかいんです!
この方法を続けていくと自然とスピードが上がり、やがて周囲のクルーも同じように実践するようになりました。
結果的にお店全体の回転が速くなり、お客様への提供もスムーズに。僕自身の改善がチーム全体に広がり、大きな成果に繋がった瞬間でした。
就活においては、これは「自分の工夫を継続して成果にした力」だけでなく、「周囲に影響を与えてチーム全体を成長させた経験」として言語化できます。
つまりアクションは、個人の努力を超えて“チームを変える力”に進化するんです。
マクドナルドのバイトは仕事量が豊富です。小さな残業はお供になります。
ですが、予めその残業を「予測して、進める」という【A(アクション)】を起こすことによって
「時短PDCA」へと繋がり、「頑張り残業の罠」にハマることはありません。
皆さんも「時短PDCA」思考を持ち、バイトだけでなく生活自体を効率よくしていきましょう!
まとめ
- ガクチカで差がつく「時短PDCA」
- 休憩を優先ゴールに設定する逆算計画
- 実行と評価を繰り返す具体例
- 習慣化でチーム全体の成長につながる行動力を解説


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